単発情(一繁殖期に一度だけ発情する)
自然排卵(交尾の有無に関わらず排卵が起こる)
の繁殖形式をとる動物ですが、発情は季節に影響されません(ただし、バセンジーという品種の犬は一年に一度だけ、秋に発情します)。
犬の発情は「発情前期」「発情期」「発情休止期(発情後期)」「無発情期(非繁殖期)」の4期に分けられます。それぞれの期間の特徴は以下のようになります。
「発情前期」発情出血が見られる期間。外陰部が腫れて充血する。出血量や変化には個体差があり、出血しない個体もいる。発情前期の期間は3〜27日と個体差が大きく、平均8日。この時期は雄が寄ってきても許容しない。
「発情期」雄犬を許容する期間で、5〜20日。平均10日。出血が続いているが、色が薄くなり、水っぽい液体に変わってくる(発情期の後半に粘りのある褐色の出血が見られるものがある)。発情期の開始後48〜60時間で排卵が起こる。出血は発情期の終了まで続く。
「発情休止期(発情後期)」雄の許容・発情出血が止む期間。約2ヶ月間。排卵後40日ごろから乳腺が発達し、60日ごろにはわずかな乳汁分泌が見られることがある(生理的偽妊娠)。
「無発情期(非繁殖期)」次の繁殖期までの4〜8ヶ月。
犬の性成熟の時期には個体差があり、生後6ヶ月で発情期を迎える犬もいれば、一歳半ばまで発情期が見られない個体もいます。
性成熟を迎えたあとは、6〜10ヶ月の周期で発情周期が繰り返されますが、発情周期も犬によって異なります。この周期は小型犬では短く、大型犬では長い傾向があります。
また、周期の平均はビーグルでは7ヶ月、ミニチュアダックスでは7ヶ月、シェトランドシープドッグでは6.8ヶ月と、犬種によっての傾向も存在します。
犬は高齢になると発情の間隔が不規則になり、発情周期は長くなります。また受胎率に大きな変化はないものの、生まれる子供の数はしだいに減ってきます。
通常、人間で言う「更年期」にあたるものはなく、健康で生殖器の機能異常がなければ生涯にわたって発情を繰り返します。
犬の発情出血は人の生理とは違います。人の場合は、肥大した子宮内膜がはがれて落ちることによって生理の出血が起きますが、犬の場合は、妊娠準備のための雌性ホルモンの作用によって子宮内膜が充血し、血液が染み出すことによって出血が起こります。そのため、人とは違って、犬では出血期間と妊娠可能期間がかさなります。
発情を繰り返し経験することで乳腺腫瘍、子宮蓄膿症などの病気にかかる可能性が高くなります。
また、子宮に発生する腫瘍はおよそ8〜9割が良性ですが、悪性の場合は発見が遅れがちなこと、多くが浸潤性であることから、診断ができたときには全身各所に転移してしまっていることも多くあります。
これらの病気の発生を防ぐには避妊手術が一番効果的です。
愛犬をストレスや危険な病気から守り、望まない繁殖などを避けるため、避妊・去勢手術を受けさせましょう
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それから、射精まで終ると、オス犬の生殖器はすぐにもとのように引っ込むのでしょうか?引っ込むようであれば今回は失敗ということでしょうか?
交配したかどうかということは妊娠を確認することがもっとも確実だと思いますので、かかりつけの獣医師に相談するのが良いのではないでしょうか。犬の妊娠期間は2ヶ月程度ですので、あまり様子を見ていると出産に至ってしまいますのでご注意ください。
それから、♂と♀を同居させる場合、もし繁殖させる意図がおありでないのであれば、なるべく早めに不妊手術を検討されるのが良いと思います。