TOP   動物愛護推進員とは?   適正飼養   行政関連   日記  掲示板

犬の健康管理    猫の健康管理    ペット豆知識    むだ知識

お知らせ    活動    新しい飼い主探し

推進員のつぶやき ※別ブログ

各カテゴリをクリックすると、カテゴリ内記事が一覧表示されます
新しい飼い主を募集している動物については、「お知らせ」カテゴリに分類されています


※現在、飼い主募集中の子がいます!※
サイドバー 飼い主募集中!からクリックしてごらん下さい

ぴかぴか(新しい)新しい飼い主探しネットワークぴかぴか(新しい)
こちらこちらをご覧ください


動物が好きな方、動物愛護に関心のある方、ご連絡ください
自分にできる事、ちょっとした事でいいのです。一緒に始めてみませんか?


※飼い主探しの記事のリンクにご協力いただける方がいらっしゃいましたら
当ブログのコメントかメールにて、管理人のほうまでご一報ください






2010年12月20日

考えてみてほしい

現在、名寄保健所に入っている猫たちは
名寄市内で野良猫・外猫への餌やりが行われている場所、
およびその周辺地域から捕獲されてきたとおぼしき猫たちです。
(当然、この子たちはほんの一部です)

【こちらをごらんください】


外猫に餌を与えて繁殖を手助けしている人は、
その猫がなにをし、最終的にどうなるのか
考えることがあるのでしょうか?


生きている猫ですから当然糞も尿もします。
自分の庭や玄関先にされたそれらの排泄物を
嫌だと思いながらも処理しなければならない人がいます。
畑や庭の草木を猫によって荒らされて困る人がいます。
行政に収容された猫の処分を行わなければいけない職員は、
したくてするわけではないはずです。


保健所に収容された猫たちが最終的にどうなるか、
一般の方々はご存知でしょうか。

1)
完全室内飼育・不妊手術の実施をする意思の明確な
ペット飼育OKの住宅に居住している
ペットを飼えるだけの経済的余裕のある家庭に譲渡され、
可愛がられて生涯を終えるケース。

2)
譲渡はされたものの、新しい飼い主のモラルの問題から
不妊手術をしなかったり、戸締りがゆるいなど
「猫の逃亡を防ぐための対策」が不十分であったために逃亡し
行方不明になるケースや、
新しい飼い主の猫の室内飼育についての意識が低く、
自由に外出させて飼育するなどによって
事故・感染・その他によって死亡するケース。

3)
猫どうしでうつる病気にもともと感染しており、保健所内で発症して死亡するケース。

4)
譲渡先が見つからず、保健所で安楽死となるケース。


100%が1)となればよいのですが、現実ではそうはなりません。
北海道だけで、年間3000頭以上の猫が処分されており、
例えば旭川市では年間300頭以上の猫が処分されたというデータがあります

(平成17年度)。

餌やりさんの餌場でいたずらに繁殖した結果、
数を増した猫の集団の中で病気が蔓延し、
子猫や若猫が衰弱・大量死する場所もあります。
名寄市内にも、猫にとってたいへん危険なウイルス感染症が存在していますが、
猫が増えるということはウイルスの運び屋が増えるということ。
運び手が多ければ、さらに多くの猫が
ウイルス感染に苦しむことになるでしょう。


猫に餌を与える行為は確かに楽しく、心癒されることかもしれません。
しかし、何も考えずにその身勝手な満足に身を浸すことは
自分の行為の結果誰が困ろうが猫が死のうが知ったことではない
自分さえ楽しければそれでよい、と言っているのと
かわらないのではないでしょうか。

猫に餌をやりたければ、
自分の家で猫を飼って、
目いっぱい愛情を注いで育ててあげてください。

様々な事情からそれができないのであれば、
せめて病気で死んだり安楽死されたりする不幸な猫がこれ以上増えないように、
餌やりをせずにそっと見守ってあげてください。

posted by みの at 14:38 | Comment(2) | TrackBack(0) | 適正飼養について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

狂犬病について

国内で相次いで狂犬病ウイルス感染による死亡者がでたことを受けて、各テレビ局のニュースなどで狂犬病について比較的大きく取り上げられる毎日が続いています。

言葉は悪いですが、狂犬病発生がたった数十年無かったからというだけで安全ぼけしているとも言える日本。お気の毒にも亡くなった方のためにも、この事を機会に改めて狂犬病の恐怖について正しく認識してもらいたいと思います。

 snmdogbs.gif snmdogbs.gif snmdogbs.gif

このブログでは先に
狂犬病予防について
という記事で狂犬病について触れています。

一部の報道番組などでは、門外漢コメンテーターのある意味適切でないコメントや憶測、センセーショナルさだけを重視したのでは?と思われるような内容構成などで狂犬病についてまとめていたりもしますので、情報の利用には注意が必要かと思われます。
狂犬病について重要と思われる点について以下にまとめてみました。

****************************

かわいい<狂犬病ウイルスに感受性のある動物>
すべてのほ乳類に感染性を示します
感受性は動物種による差が認められます
ほとんどのほ乳類に病原性を示すほか、見かけ上健康な動物からウイルスが分離されることもあります


かわいい<ウイルスの伝播>
1:都市型(犬を介したもの)アジア、中南米、アフリカなどで多い
2:野生型(野生動物を介したもの。森林型とも)ヨーロッパ、北米、中近東、ロシアなどで多い
狂犬病の発生伝播には多くの地域で野生動物が疫学上の重要な位置を占めていることについても認識しておく必要があります
アカギツネなどキツネ類(ヨーロッパ)
スカンク(北米)
アライグマ(北米)
コウモリ(中南米など)
ジャッカル・げっ歯類(中央アフリカなど)
マングース(南アフリカ)
吸血コウモリは狂犬病ウイルスに感染しても発症しないとされ、地域によってはこのコウモリの咬傷による感染が問題となっています


かわいい<ウイルスの感染経路>
感染動物の唾液に含まれるウイルスが咬傷によって傷口から体内に侵入することにより感染します
このほか気道感染、経口感染、胎盤感染の存在が確認されています


かわいい<潜伏期間>
一週間から一年以上(平均すると一ヶ月〜三ヶ月)
最長で7年という記録があります
潜伏期間はウイルスの侵入部位やウイルス量などによっても異なってきます(一般に咬傷の程度がひどいほど、また頭部に近い部位に咬傷を受けたときほど潜伏期が短くなります)


かわいい<ウイルスの体内動向>
咬傷などで体内に侵入したウイルスは、まずその周辺組織で増殖し、末梢神経から上行して脊髄交感神経節に達します。その後、脊髄や脳幹などの中枢神経組織内で急激に増殖(神経組織内での増殖が神経症状を引き起こすと考えられます)し、再び末梢神経へと移ります。一部のウイルスが唾液腺へと移って唾液腺細胞で増殖し、唾液中に排出されますが、罹患動物は喉頭麻痺による嚥下障害を起こしているために、唾液はほぼすべてが飲み込まれる事なく外部へと排泄されます
狂犬病ウイルスは通常、血流を介した体内伝播を起こしません
コウモリなどでウイルスが排泄物中に含まれる場合もあります
唾液へのウイルス排出は、多くは臨床症状が見られる前に始まります(通常2〜3日前)


かわいい<症状>
狂犬病の症状は動物種により多少のバリエーションがありますが、人であれ犬であれその他の動物であれ臨床症状の共通点は多く、大まかに以下の二つに分類されます(すべての症状が必ず見られるわけではありません)
1:狂躁型
異嗜
流涎
険悪な顏貌(人で極度に不安そうな様子や恐怖の表情など)
興奮
挙動の異常(野生動物が人間や家畜を恐れずに近寄るなど)
攻撃行動
呻吟や咆哮(人では無意味と見える発声や言語不明瞭)
全身各所の痙攣や運動失調
各種の刺激に対して過敏な様子
反射亢進および反射的な行動の増加 その他
2:麻痺型
沈鬱
運動失調
下顎下垂
神経症状を伴わないが全身的に進行する麻痺

かわいい<致死率>
発症すればほぼ100%死に至ります
発症後の治癒例がヒトで一例報告されています


かわいい<予防および治療>
日本では飼育する犬に狂犬病ワクチンの接種を一年に一度行うことが狂犬病予防法によって義務づけられています罰金規定あり
狂犬病に罹患した動物、および罹患動物に咬まれた動物に関しては、治療をせずに殺処分を行うことが基本となりますので、愛犬を狂犬病および狂犬病関連の殺処分から守るためにはワクチン接種がもっとも重要です
前述の通り、狂犬病ウイルスはすべてのほ乳類に感染性をもっているため、危険なのは犬だけではありません。国や地域によっては猫や野生動物に対しても狂犬病ワクチンの投与を行っているところもあります
人では狂犬病罹患動物からの咬傷を受けた場合、暴露後免疫治療(潜伏期の間に複数回にわたりワクチン接種を行う。日本では接種開始日を0として3、7、14、30、必要であれば90日の6回の接種が推奨される)を行います。免疫グロブリンが日本で認可されていないため、免疫グロブリン治療は日本においては行われていません
狂犬病常在国への渡航の際に事前に狂犬病ワクチンを接種する(暴露前免疫)ことは、感染発症を防ぐためのより効果的な方法です(一般に、暴露前免疫を行った場合と行わない場合では、病原体感染時の体内での免疫反応の強さが異なってきます)
狂犬病常在国で野生動物や飼育動物に噛まれた場合は即日医師に相談することが大切です


感染:病原微生物が体内に侵入して増殖すること(症状の有無は問わない)
感受性:病原微生物に対する抵抗性の度合いを示す
病原性:感染した結果、その動物の生理機能などに障害をおこし病的な症状を引き起こす性質
異嗜:食べ物以外のものを食べること
流涎:唾液を口の外にあふれさせている状態

**************************


こちらも参考に
海外勤務健康センター
狂犬病
東京都福祉保健局 狂犬病の話

 snmdogbs.gif snmdogbs.gif snmdogbs.gif

以前も記事に書きましたが、ここ宗谷支庁ではロシアからの犬が頻繁に上陸し、その多くがノーリードで放浪する事が問題となっています
ロシアは毎年狂犬病による死亡者が出ている狂犬病常在国の一つであり、野生型、つまり野生動物からの狂犬病感染が多いとされる地域です。ということは、野生動物が狂犬病ウイルスを保持しているということであり、都市型と比べてより対応が困難となる状況です。
野生動物がウイルスを保持しているということは「犬からうつる心配はない」ということではありません。犬にも人にも同じように野生動物からの感染の危険性があり、そのウイルスがどんな経路で伝播されるかわからないということなのです。
いつこの宗谷から狂犬病が発生してもおかしくないということ。

・・・・・・・
伝え聞いた話では、
「狂犬病は今日本にないからワクチンを打つ必要はない」
と言い切ってしまうブリーダーや獣医師もいるという話。
恐ろしいことです。



関連記事:狂犬病予防について


posted by みの at 17:50 | Comment(6) | TrackBack(0) | 適正飼養について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月29日

猫の室内飼い

環境省の告示・北海道の動物愛護条例などにより、猫には室内飼育が推奨されています
猫は自由に出入りさせるものという感覚が残っている人は
「狭いところに閉じ込めると欲求不満やストレスがたまるんじゃないかしら・・・」
と心配することが多いようですが、猫は室内だけでも満足して生活することができると考えられています

ネコ科の動物が広い範囲を動き回る主な理由は「餌」そして「繁殖」です。

● 飼っている猫に正しい栄養を含んだ食事をきちんと与えること
● 意図しない繁殖を防ぐために不妊去勢処置を施すこと


この二つは適正飼養の重要なポイントですが、このことが結果的に、猫の外出への欲求を減らし、室内でストレスなく満足して生活できるということにつながります。
ただし、いくら外出の欲求が減ったとは言っても、ただ室内で過ごしていればいいというわけではありません。


足跡P_031.gif 足跡P_031.gif 足跡P_031.gif


かわいい<運動>
犬が散歩をするように、猫にも適度な運動が必要です。特に垂直方向の上下運動が重要です。
狭い部屋でも、上下運動ができる環境を整えてあげると、猫はよりストレスを感じないで生活できるようになります。棚やタンスの上など、上ってもかまわない場所をいくつか作ってやるとよいでしょう。飛び移ったり、高いところ同士を利用して移動できるようなキャットウォークを作っておくと楽しめます。また、上った先に落ち着いて休めるスペースがあると猫が喜びます。落ちないように注意して、猫用ベッドをおいたり、布をしいた浅箱などをおいてあげてください。
市販のキャットタワーなどを用意するのもよい方法です(リンク先は参考資料です)。


かわいい<爪>
犬の爪は散歩で削れますが、猫の爪は定期的に鞘状にはがれて新しい尖った爪が現れます。
この鞘をはがすために「つめとぎ」を行いますが、これによって室内や家具に傷を付けてしまうことも多いもの。つめとぎにはつめをはがす目的以外に、自分のにおいをつけたり、ストレス解消などの意味もあるようです市販のつめとぎや、段ボール、キャットタワーの柱など、爪をといでもかまわない場所を使うようにしつけておくとよいでしょう(リンクは参考資料です)。
猫の爪は鋭いので、つめとぎをするつもりがなくても、カーテンや人の肌にひっかかってしまうこともあります。人との共存のために、小さい頃から爪切りに慣らしておくことも必要です。


かわいい<遊び>
いつも同じ室内で過ごしていると、時にはやはり退屈になってしまいます。人がいろいろと心を配ってあげると、猫がより快適に生活できるようになります。
猫用玩具を使って遊んであげると、猫の狩りへの欲求を満足させることができます。
また、猫は好奇心が旺盛ですので、窓の外が見えるような環境をつくってあげるとよいでしょう。


かわいい<体のケア>
猫はもともとにおいの少ない体を持っています。さらに、体を自分でなめてきれいにしています。室内で飼っている猫は、シャンプーの必要はあまりありません。特に短毛の猫は、一生体を洗わなくても問題ない場合がほとんどです。
季節の毛の生え変わりにあわせて、ブラッシングをこまめにしてあげましょう。たくさんの毛を飲み込んで毛球症になってしまう危険性があります。


足跡P_031.gif 足跡P_031.gif 足跡P_031.gif



関連記事:猫の繁殖生理ペットの飼い主としての心構え
posted by みの at 11:59 | Comment(2) | TrackBack(0) | 適正飼養について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

ペットの飼い主としての心構え

北海道では、動物愛護法に基づき「北海道動物愛護条例」を定めています。
飼い主の遵守すべき事項として以下のことがあげられています。

1)種類・発育状況に応じて適正に食餌・水を与えること
2)本能・習性などに応じた飼養施設などを設け、適正に維持管理すること
3)糞・毛・羽毛などの汚物を適正に処理し、飼養施設およびその周辺、公園及び道路などを汚染しないようにすること
4)逸走した場合は自ら捜索し、また災害などが発生して非難する場合には動物を伴うなど事故の責任による措置を講ずること
5)異常な鳴き声、体臭などにより人に迷惑を及ぼさないようにすること
6)原則として離乳前の動物の譲渡は行なわないようにすること
7)死亡した場合はその死体を適正に処理すること
8)氏名及び連絡先を記載した首輪の装着など、当該動物の飼い主であることを明らかにするための措置を講ずること
9)動物同士の感染症、人の動物由来感染症についての正しい知識を習得し、必要に応じてワクチンを接種するなどその予防措置に努めること
10)みだりに繁殖して適正な飼養が困難となる恐れのある場合、不妊措置を講ずるよう努めること
11)終生飼養するよう努めること。やむをえず継続飼養が困難となった場合は譲渡先を自ら探すこと

簡単に言いかえてみると・・・

1)きちんと体と年齢にあったゴハンをあげること。水も忘れずに
2)ペットが快適に健康に生活できる場所を用意してあげてね
3)ウンチ、オシッコ、抜け毛などは飼い主さんがきちんと処理しましょう。家の周りにずっと溜めておいたり、道路や公園などの公共の場所、他人の庭や敷地などに放置したりしてはいけません
4)ペットが逃げたらほっておいてはいけません。必ず探して下さい。災害時の避難などのときは必ず一緒に連れていきましょう
5)周りの人に、大きな吠え声や臭いで迷惑をかけてはいけません
6)動物の赤ちゃんにとって、お母さんからもらうのはおっぱいだけではなく、生きていくうえでとても大切な知恵の数々。ここを逃すと、あとからでは勉強できないこともたくさんあります。乳離れするまで、お母さんと兄弟から引き離さないで!
7)死んでしまったペットの体は、きちんと葬ってあげましょう
8)ペットは自分の名前も住所も言えません。万一迷子になったときのために、かならず迷子札を付けておいてね
9)動物同士でうつる病気や、人と動物の間でうつる病気にはこわいものがたくさん。飼い主もペットも健康でいるために、病気のことを勉強して、予防のためのワクチンなどをしてあげましょう
10)動物はもともと子供をつくる本能を持っていますが、本能そのままに繁殖させることは、飼い主さんにも動物にもいろいろな意味で大きな負担になってしまいますし、貰い手のない動物を増やすことにもなってしまいます。無計画な繁殖をさせないように、ペットに不妊措置をほどこすようにして下さい
11)ペットは家族の一員です。最後まで責任を持って飼いましょう。仕事、住所、家族構成などが変わったからといって、安易にペットを手放すことを考えないでください。
やむにやまれずペットを手放さなければいけないときは、飼い主さん自身が次の飼い主さんになってくれる人を探しましょう。なかなか見つからなくても諦めずに、必ずペットを幸せにしてくれる飼い主さんを見つけて下さい。


ペットを愛する飼い主さんとしては当たり前のことばかりですが、残念なことに無責任な飼い主さんもたくさんいます。
ペットを飼うことはペットの命の責任を負うことです。飼い主として、もう一度ペットとの生活を見直してみたり、出来ていない部分がある人はできるように努力してみてください。
posted by みの at 13:06 | Comment(6) | TrackBack(1) | 適正飼養について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

狂犬病予防について

狂犬病予防について。

狂犬病ウイルスは全てのほ乳類に病原性を示すウイルスです。人では通常、症状が出てしまってからは治療法がなく、必ず死んでしまうとされている恐ろしい病気です。
狂犬病は世界各地に存在し、毎年多くの動物や人が命を落としています。

狂犬病は、主に感染動物から受けた咬傷のように、感染動物の唾液に含まれるウイルスが傷口から体内に侵入することで起こります。また、自然例では報告がありませんが、実験的には経口感染も起こりうることが分かっています。
感染源となる動物は犬科の動物だけでなく、猫、ハムスター、各種の野生動物、コウモリなど多岐に渡ります。
日本国内では、1950年代後半に犬に発生したものが最後で、それ以後は発生していません。
日本では狂犬病の発生を防ぐ措置のひとつとして、飼い犬に対して狂犬病予防接種を行なっています。

犬の所有者は狂犬病予防法 第二章 通常措置に基づいて所有する犬について畜犬登録を行なって「鑑札」の交付を受け、年一度の狂犬病予防接種を犬に受けさせることが義務づけられています。予防接種を受けさせた犬に対しては「注射済票」が交付されます。
狂犬病予防法の全体についてはこちら動物衛生研究所九州支所のHPより)、また国立感染症研究所のHPより

狂犬病の予防接種は春に限らず、動物病院でいつでも受けることができます。予防接種は健康な状態で受けることが大切です。接種前に愛犬の健康状態に注意して、必要であれば最寄りの獣医師による健康診断を受けてから接種を受けさせることが最良です。
病気療養、高齢、体調不良など、診察した獣医師が特に認めた場合は予防注射実施猶予証明書の発行を受け、予防接種を延期することが可能です。

厚生労働省のHPより狂犬病予防法に基づく犬の登録頭数と予防注射頭数等についてのデータが示されています。
平成16年度データによると、抑留を受けた徘徊犬で飼い主の元に返還された割合はわずか15.5%に過ぎません。
畜犬登録と予防接種を行なって交付を受けた鑑札と注射済票は、常時愛犬に装着しておいて下さい。万一逃走したり、迷子になったりした場合に、登録鑑札と注射済票を装着している犬は、飼い主のもとへ迅速に返還することができます。

また、任意の地域で狂犬病の蔓延を防ぐために必要な予防接種率は8割以上と言われます。しかし同データによると畜犬登録済の犬についての予防接種率は全国平均で7割程度、都道府県別に見ると、8割を越える接種率を記録しているのはわずかに11県に過ぎず、わずか6割という県もあります。
畜犬登録を行なっている犬についての予防接種率のほか、国内には登録をせずに犬を飼っている飼い主も少なくなく、それら全てを合わせて考えると全頭数における予防接種率は5割足らずに過ぎない可能性もあると推測されています。

今の日本で狂犬病が発生しないのは島国という地理的特徴、検疫制度の整備、そして狂犬病予防接種の普及の賜物であり、狂犬病自体は世界各地で毎年発生しています。ほんの半世紀の間狂犬病が国内で発生していないからと言って、狂犬病予防接種不要説が流れていますが、これは非常に危険です。

獣医さんのブログ「ペットポータル」から、少し長いですが狂犬病が日本で発生したら・・・をごらん下さい。

日本全国で、珍しい野生動物などの密輸が未だに行われています。それらの動物がもし狂犬病ウイルスを保持していた場合、飼い主の飼い方によっては日本国内にウイルスがばらまかれてしまう可能性も否定できません。

ちなみに、北海道では全道の「港のある町」(外国船が出入りする場所)での、船に同乗して連れてこられる犬の放浪徘徊が非常に問題になっています。連れてきた犬を回収せずに置き去りにしてしまう船も多いのですね。

北海道率衛生研究所感染症センター長コメント小樽でのリポート(2004)などでその危険性が述べられています。
ここ宗谷でも稚内港周辺にはリードなしで徘徊する大型犬の姿が見られます(諸外国の雑種犬は一般に日本の雑種犬に比べて大柄な場合が多い)が、事実、例年稚内保健所に抑留される放浪犬の約半数がロシアからの犬であると言います。
そしてそのロシアでは、2005年前半の6ヶ月だけでも10人以上の人が狂犬病で命を落としているのです。

狂犬病はけして過去の病気ではありません。

関連記事:狂犬病予防注射
狂犬病について
posted by みの at 22:13 | Comment(2) | TrackBack(0) | 適正飼養について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。