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2009年11月07日

冬の健康管理に加筆しました

犬・冬の健康管理に加筆いたしました。

寒い時期の健康管理について、お役立てください。

posted by みの at 16:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

せわしい=元気で良い!?!?

久しぶりに健康管理のお話です。

と言っても、今回は身体の病気の話ではなく、のお話。


落ち着きがない
せわしい
よく鳴く
いつもそわそわしている
ちょっとした刺激にも大きく反応する
一人でいられない



みなさんのお宅の犬は、どれかに当てはまったりしませんか?

家の中では問題なさそうに見えても、動物病院などに行くと騒いでしまう、
一人にされると鳴いたり騒いだりする、などはありませんか?

よく動く、よく鳴くなどを「元気がよい」ととらえる飼い主さんもいますが、
実はこれは心の問題を表していることがあるんです。


犬の周りには、いちいち反応しなくてもよい刺激が溢れていますよね。

例えば、
前から人が近づいてくる
車の音がする
人の話し声や足音が聞こえる
チャイムの音がする
飼い主さんが立ち上がる、部屋を出て行く など。

これらのことは、
別に犬が反応する必要はない刺激ばかりですね。
ですが、これらの刺激を受けると
何らかの反応をせずにいられない犬が多いようです。

落ち着きがなかったり、せわしかったり
どうでもよいはずの刺激に過敏に反応してしまう犬は、
基本的に「いつも緊張している」状態なのかもしれません。
また、いつも緊張している犬は、
大きな刺激にはより大きな(本来必要である以上に強い)反応を
出してしまうことにもなります。

緊張したり、不安を感じたりすることは
犬の体と心にとってストレスとなる可能性があります。

「ストレス」という言葉ですが、
最近非常によく使われるので、誰もが耳にする言葉ですね。
これは「単なるイヤなこと」を表すものではありません。
ストレスはホルモン環境を変化させ、全身に生理的な変化をもたらすことがわかっています。
長期間のストレス、
日常的なストレスなどは体によくない影響をもたらすおそれもあるのです。

もし、愛犬が上のことに当てはまる場合、
生活の中になにか問題があるのかもしれません。
専門家にアドバイスを求めてみることが、
役に立つ可能性もあります。

愛犬の心のサインを見逃さないことも、
飼い主さんとしてのつとめです。

いつも飼い主さんとそのご家族に
かけがえのない癒しをくれる愛犬。
いつも張りつめて緊張しているよりも、
落ち着いてリラックスし、生活を楽しんでほしいですよね。

posted by みの at 10:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月07日

犬・知っておきたい病気--短頭種・呼吸器系の異常

イングリッシュ・ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ、パグ、シー・ズーなどの、いわゆる「鼻ぺちゃ」の犬種を「短頭種」と呼びます。コンパニオン・ドッグとして最近とくに人気のある短頭種ですが、その形態的特徴から、呼吸器系の問題が多いことでも知られています。

短頭種では、開口呼吸、いびきなどがよく見られます。中には常に口を開けて呼吸している個体もいるでしょう。
短頭種のオーナーは、こうした開口呼吸やいびきに対して「生まれつきである」「この犬種にはよく見られる」と言った説明を受ける機会も少なくないと思いますが、生まれつきでよく見られるということは、安心して良いということにはならないという点に注意が必要です。

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かわいい「短頭種症候群」

短頭種の犬によく見られる解剖学的異常は「短頭種症候群」と呼ばれます。

外鼻孔狭窄
(鼻の穴が狭い)

扁桃拡張
(喉の両脇にある扁桃が張り出しているため、気道が狭くなっている)

軟口蓋過長
(上あごの奥にある軟口蓋という組織が、気道の入り口を塞ぎやすい状態になっている)
※短頭種では長頭種と比較して軟口蓋に厚みがあり、軟口蓋過長がなくても気道が狭くなっていることが多い

声門裂狭窄
(声を出すための「声帯ひだ」に囲まれる空間が狭く、空気の通りが悪い)

咽喉頭の虚脱や浮腫
(鼻・口腔から気管の入り口に至る間の組織が腫れたり垂れ下がったりして気道が狭くなる)

気管の虚脱や低形成
(気管がチューブ状のかたちを保てずに変形し、気道が狭くなる。またはもともと気管が細い)

などが、単一もしくは複数で見られます。

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上記の異常のうち、どの異常がどの程度見られるかは、個体によって大きく異なりますが、軟口蓋過長など、当初は大きな問題となるほどの異常を示さないものでも、長い経過を経て悪化するものもあります
呼吸困難の程度によって異なってきますが、気道を狭くしている原因によっては、切除術・形成術などの外科的対処が必要になるケースもありますので、経過をよく観察しておく必要があります。


また、犬において、呼吸は体温調節に重要な役割を果たしています
気道が狭いということは、呼吸にともなう換気量が少ないということを意味しますので、放熱の効率が悪く、体温が下がりづらい、つまり熱中症の危険性が高いということが考えられます。



短頭種で注意すべき観察点としては

呼吸数
呼気時間と吸気時間のバランス
呼吸音
開口呼吸(運動量との関連にも注目)
呼吸にともなう腹壁の動き(努力性かどうか)
いびき


などですが、大切なのは、現在の愛犬の状態を知っておくことと、変化を見逃さないということです。


短頭種の飼い主は、こうした形態的異常について、また管理法や対処法について、よく認知しておく必要があります。
また、現在の状態、経過、今後の注意点などについて、担当獣医師と十分に話し合っておくことが望ましいでしょう。


関連記事:犬種限定 航空便お断り
posted by みの at 19:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年01月16日

犬・冬の健康管理

冬毛に着替えをした犬たちも、人間と同じように冬は寒いもの。体調に注意して、快適に過ごさせてあげましょう。

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<日常生活>
よほどの寒いところでない限り積極的に暖房などを強める必要はありませんが、肉厚の敷物や市販のベッドなど暖かい場所を用意してあげると良いでしょう。
散歩は犬にとって大きな楽しみの一つである場合が多いもの。寒いから・・・と散歩を省略せず、いつもどおりに一緒に歩いてあげてください
暖房の効いた室内と寒い戸外のように、急激な温度変化が予想される場合には、散歩のときに一枚服を着せるなどの対策をとることも考えてください。特にダックスフントのようなアンダーコートの多くないタイプの犬や短毛の犬については、毎日の散歩が体調に影響することのないように、よく様子を見てあげましょう。

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<食べ物>
活動量が低下している時間帯や時期には、消費エネルギーも低下するのが普通です。たとえ冬であっても、暖房の効いた室内では、缶詰めフードや生ものは劣化していきます。食欲を見て量を調節し、あまり食べないようであればこまめに片付けるように心がけましょう。
野菜や肉を煮出したスープなどを食事に取り入れることも、犬の食欲を刺激します。スープには味をつけず、十分にさましてぬるくしてから与えるようにしましょう。フードにかけたりすることもおすすめです。


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<体のケア>
犬の冬毛は、アンダーコートと呼ばれる柔らかく短い下毛が増えることにより保温性を増しています。人で言えば厚く暖かい下着を一枚追加したような状態です。
ブラッシングによって毛を抜いてしまうと寒いのでは・・・?と考えてブラッシングを控える飼い主もいますが、適度なブラッシングは、抜け毛を取り除き、皮膚をマッサージして健康なアンダーコートの発毛を促進しますので、冬の間もぜひ行ってあげてください
ただし、アンダーコート除去専用のブラシを頻繁に使用する、過度のブラッシングをするなどのことは避けてください。

シャンプーする場合、洗い場を十分に暖めておく、しっかりと乾かす、シャンプー後すぐに戸外に出すことを避けるなど、特に冬期は注意が必要です。
ただし、寒いだろうからと熱めのお湯で洗ったり、ドライヤーを強めにかけたりすることは避けた方が無難です。お湯はぬるめにし、ドライヤーは離してかけるか、低い温度でかけるように心がけて下さい。


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<病気について>
僧帽弁閉鎖不全症などの心臓弁膜症を患っている犬にとっては、興奮が発作の引き金になります。年末年始、冬期の長期休暇など、人の出入りの激しいときに重大な発作を起こす犬がみられることがあります。過度の興奮状態に陥らないように、飼い主さんには注意が必要です。

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ダルメシアンのような短毛で垂れ耳の犬に、耳の先の凍傷がみられることがあります。耳も厚い毛で覆われている犬は通常問題ありませんが、犬種によっては冬期の夜間は家に入れるなどの対策が必要になる場合もあるかもしれません。
凍傷は軽度であれば炎症程度で治癒しますが、重度になると耳の先が脱落する事態にもなりかねません。何かおかしい・・・と思う場合は必ず速やかに獣医師に相談して下さい。
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ストーブの前を占領してしまう犬も多いかと思いますが、火傷しないように注意してあげましょう。

・開放型ストーブや薪ストーブに肉球や尾が直接触れる
・ストーブの熱源やファンヒーターの温風に長時間あたる
・ホットカーペット、カイロ、あんか、湯たんぽなどの長時間使用による低温火傷


特に、ホットカーペットの上で寝てしまうことによる低温火傷は、広範囲に及ぶ危険性があるために注意が必要です。
動物の皮膚は、火傷していても見た目では異常が分からない場合も多く、飼い主が気づかないうちに壊死が進み、突然広範囲に皮膚が脱落するという場合もあります。
こまめに電源を切る、人間が一緒にいるとき以外の使用を避ける、ストーブなどにはチャイルドガードを使用するなどして工夫してください。

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雪の降る地方では、積もった雪が硬く凍って解けないでいることがありますが、この雪や氷でパッドを傷つけてしまう犬がいます。
もしできるようなら靴下や靴をはかせることが一番の予防ですが、慣れない犬は嫌がることも多いでしょう。凍った場所を避けて歩くようにすれば、大きな傷を作る機会は減らせますが、散歩から帰ったあとはこまめにパッドをチェックしてあげたほうがよいでしょう。
また、冬に限らず、足の裏や指間が濡れると、その湿気によって指間皮膚炎を起こすことがあります。濡れた足はしっかりと乾かすことが重要です。
足の裏の長い毛はカットしておくほうが、湿気が残りにくくなりますのでおすすめです。動物病院やトリミングサロンなどにお願いしてみましょう。



関連記事:犬・夏の健康管理

posted by みの at 08:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月21日

犬・知っておきたい病気--目の異常

眼球は小さな器官ですが、とても特殊でデリケートな器官です。
眼疾患は非常に多彩で、一見して同じような病変に見えるものであっても、その由来、原因、病理変化、処置などについては異なることが多く、診断・治療には専門的な知識が必要です。

どんな疾患についても言えることですが、まず飼い主さんが異常に気づいて獣医師に診察を求めることがなければ、いくら専門家であっても治療を施すことはできません。
普段から愛犬の目について意識して観察し、気になることがある場合には獣医師に相談してください。


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<眼球周辺の主な器官>

眼瞼(がんけん/まぶた。裏側は眼瞼結膜で覆われる)
結膜(けつまく/まぶたの内側縁から角膜の縁へ続く薄い膜)
瞬膜(しゅんまく/第三眼瞼とも呼ばれる、目頭にある粘膜のヒダ。目頭から目尻方向に広がるが目を完全に覆うことはない。涙液産生に重要な役割をもつ)
涙器(るいき/涙を生産する。眼球周囲に散在)
眼球
 角膜:かくまく、眼球表面を覆う膜、光の通る窓となっている
 強膜:きょうまく、眼球表面の角膜以外の不透明な膜
 瞳孔:どうこう、瞳のこと
 虹彩:こうさい、中央の孔を瞳孔とするドーナツ状の膜
 水晶体:虹彩の中心部後方に位置する凸レンズ型の眼内器官
 硝子体:眼球の大部分を満たす、弾性に富んだゲル状物質
 眼底:検眼鏡によって観察しうる眼球内部後方面
ぶどう膜:虹彩、毛様体、脈絡膜をまとめて総称する


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<目の異常・家庭でのチェックポイント>

かわいい<見た目の異常>

眼瞼
正常な眼瞼は、通常色素が沈着していて、縁は滑らかで光沢があり、張りがあり損傷がない
欠損、異物、塊状物、腫れ、変色などの異常がないか
通常の状態で眼瞼結膜が見えたり(外反)、また眼瞼縁が見えない(内反)部分がないか
眼瞼周囲の被毛が濡れていないか、変色はないか(眼瞼異常、睫毛異常、腫瘤などの示唆)
閉じている、または痙攣しているなどの様子はないか
膿、粘性の液体が見られないか


眼瞼結膜および眼球結膜
眼瞼結膜は血管が樹木状に走る。眼球結膜は通常白いまたは青白い(眼瞼をめくって見る)
腫れ、赤み、出血、水胞、色素沈着、異物(異所性睫毛など)、腫瘤、眼瞼外反などがないか


瞬膜
健康な犬の覚醒時には、瞬膜は目頭付近にわずかに見ることができる程度である
突出していないか(全身状態がよくない場合にも瞬膜が突出する)
腫れがないか(チェリーアイ:瞬膜腺肥大/過形成の可能性。瞬膜腺は涙器として重要な位置を占めているため、瞬膜腺の完全切除は禁忌である)


涙器
涙液の状態に異常がないかもチェックする
眼球表面の乾燥、しわなどがないか
涙液があふれて目の周囲が濡れたり変色したりしていないか
(必要があれば病院で涙液量を測定してもらう)


眼球
ものを見つめたときの瞳孔の位置は正常か(内側に寄っていたり外側を向いていることがないか)
眼球の動きが左右で同調しているか
眼振(動物の意思と関係のない、眼球の細かい動き)がないか
眼球自体の腫れ、突出や陥没、位置のずれなどがないか
まぶたごしに触れたときに眼球が硬く張っている様子がないか(眼圧検査を定期的に受けることが好ましい)
痛み(眼瞼の閉鎖・痙攣)、眩しがる様子などはないか
涙液が過剰ではないか(角膜の異常を示唆)
内部に出血・異常な構造物・水平線状または弧状のラインが見えないか


角膜
健康な角膜は、傷や途切れのない涙液の薄い層に均一に覆われ、よく張って滑らかで透明である(いろいろな角度から見ること)
濁り、青色・白色または灰色・褐色・黒色などの一部または全体の変色がないか
糸状・島状・帯状・砂状・顆粒状などの斑や構造物がないか
表面が乾いていないか、涙液の膜が途切れている部位がないか


瞳孔、虹彩
瞳孔が不自然に開いていないか(散瞳)または閉じていないか(縮瞳
瞳孔の大きさは左右で同調しているか
瞳孔の縁に異物や構造物がないか
瞳孔内にラインがないか(水晶体脱臼などを示唆)
虹彩の脱色、欠損や突出、糸状構造物などはないか
虹彩の黒色・白色などの変色、虹彩の縁からの異物の突出などはないか


水晶体
瞳孔から観察して白濁などはないか
瞳孔から水晶体の縁が見えないか(瞳孔内または角膜表面直下のラインとして観察される)


※水晶体やそれを包む嚢の白色化または混濁を白内障と呼ぶ。
先天性白内障:生後8週までに見られる白内障
若年性白内障:生後8週以降〜8歳程度までの間に発症することが通常である
老齢性白内障:老齢動物であればほぼ例外なく見られる変化である

※見た目の白さから、白内障と水晶体核硬化は混同されがちだが、この二つは異なる疾患である



かわいい<行動の異常>
●まぶたを閉じている・半眼になる
●眩しがる、光を避けて暗いところを好む
●顔にさわられることを嫌う
●目をこする(顔を床などにこすりつける動作を含む)
●瞬きが増える・ウインクする
●ものを目で追わない



◎目の異常を見るときに・・・
正面からだけでなく横や斜めから見る
可能であればまぶたに隠れた部分も見ること
光源をあちこちに移動させたりして観察することが大事
瞳孔の開いている時に別光源を当てると目の内部が透けて見える
※無理に観察することで目に傷をつけることがないように!!


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犬は、犬種また個体によって骨格の作りや大きさが非常にバラエティに富んでいます。眼球およびその周囲の仕組みは基本的に共通ですが、注意すべき点や目のケアなどについては、その個体に合わせて考える必要があります


短頭種は、眼窩の奥行きが浅く、眼瞼裂の開口部が大きいために、眼球脱臼(または眼球突出:眼球が本来の位置から前方にずれて、眼窩からはみ出た状態になること)を起こしやすいという特徴があります。傷害や事故によるもののほかに、興奮している動物を押さえるときなどに脱臼が起こることもあり、飼い主は注意が必要です。


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猫と同様、眼疾患には遺伝性を持つ疾患が数多く存在します。これらには多く品種による好発性が存在します。ただし、他品種および雑種に発生しないというわけではありません

<遺伝が疑われる眼疾患の例>
●小眼球症(ブラッドハウンド、イングリッシュ・コッカー、ゴールデン・レトリバー)
●乾性角結膜炎(ロングヘアダックス、ウェスティ)
●眼瞼内反(チャウチャウ、シャーペイ、ブービエ、ペキニーズ、シーズー)
●眼瞼外反(ブラッドハウンド、セントバーナード、グレートデン、バセットハウンド)
●斜視、眼振
●睫毛乱生(チャウチャウ、シャーペイ、E・コッカー、シーズー、ペキニーズ)
●睫毛重生(イングリッシュおよびアメリカン・コッカー、シーズー、ペキニーズ、フラットコーテッドレトリバー、チベタンテリア)
●異所性睫毛(シーズー、ペキニーズ、フラットコーテッドレトリバー)
●瞬膜腺過形成(短頭種)
●類皮種(ダックスワイヤーヘア)
●先天性白内障(キャバリア、ゴールデンレトリバー、シュナウザー)
●若年性白内障(アメリカンおよびイングリッシュコッカー、アフガンハウンド、プードル、ウェスティ)


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目は脳神経と同じ発生由来であり、中枢神経に近いことから、神経疾患と眼異常が関連している場合があります。神経疾患に関連した眼異常の場合、見た目での異常が認められない場合が多くあります。
家庭でのチェックはもちろんのこと、異常がないように見えても、定期的に動物病院で眼検査を受けておくことが理想的です。




参考記事:猫・知っておきたい病気--目の異常
posted by みの at 18:36 | Comment(2) | TrackBack(1) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

犬・夏の健康管理

毛のはえていない人間も暑さにうだる夏ですが、全身毛むくじゃらのペットにはさらに過酷です。健康管理には充分注意してあげましょう。


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<日常生活>
犬はただでさえ人より体温が高いうえ、体に汗腺が少ないため、汗をかいて体温を下げる事ができず、呼吸と舌からの蒸散で体温を下げるしかありません。日常生活では体温を上げすぎないように注意してあげましょう。
室内飼いの犬には、カーテンを引いて直射日光を避ける・窓を開けて風を入れる・敷物をよけて板の間を増やすなどすると、過ごしやすくなります。人と同じように、クーラーの効きすぎた室内と暑い室外をたびたび行き来すると体調を崩す原因になりますので、注意して下さい。ペット用のアルミや大理石製のプレート等を活用することも良いでしょう。
室外にいる犬は、直射日光に当たらない場所に移動させましょう。小さな犬小屋では体がのばせず熱がこもりやすいので、よしずや板などで日陰を作ってあげる必要があります。新鮮な飲み水を欠かさないようにして下さい。


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<食べ物>
気温が高いと、フードが劣化しやすくなります。手作りフード・缶詰めフードは置き放しにせずすぐに片づける、ドライフードは小袋で購入して開けたら早めに食べきるようにし、酸化を防ぐことがおすすめです。ドライフードの保管は涼しい場所を選んでください。
フードで汚れた水などもこまめに取り換えて、新鮮なものを飲めるように用意してあげてください。


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<体のケア>
暑さ対策として毛を刈る場合、全身を丸刈りにすることはおすすめできない場合があります。背中など日光が直接当たりやすい場所や、四肢などの場所に、外部からの刺激が直接届いてしまうことになりますし、バリカンで丸刈りにすることで毛質が変わってしまう犬もいるためです。
指間の毛やお腹の毛などをカットするにとどめ、全身を丸刈りにすることは避けたほうが無難です。
シャンプーは、医療上特に必要がある場合を除いて、3週間〜1ヶ月に一度以上は行なわないようにしてください。頻度が高すぎると、皮膚に悪影響を及ぼす可能性があります。濡れた被毛はよく乾かします。ただしドライヤーの熱風で体温が上がりすぎないように、冷風を多用するなどの注意が必要です。
暑い時期は皮膚のトラブルも起こりやすくなります。耳・お尻周りなどを含めた全身のチェックをこまめに行なって下さい。ダニノミなどにも注意が必要です。


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<散歩について>
犬は靴を履いていません。暑い盛りの散歩は、焼けたアスファルトなどで足裏にダメージを受けないよう、早朝・夕方などの時間を選んで行なってあげて下さい。
靴などを履かせることは、慣れた犬なら結構ですが、慣れない犬にはストレスになったり、足を気にして関節などに負担がかかったりしますので注意して下さい。
暑い時間の長時間の散歩は、熱中症の原因にもなります。


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<病気について>
締め切った室内や車内などで過ごした場合、また、日除けのない室外や、長時間の散歩などで、熱中症にかかる可能性があります。熱中症は処置が遅れると命に関わることもある、危険な病気です。

・呼吸が異常に速い(正常では1分間に10〜30回程度)
・口を開けて呼吸する
・よだれが出ている、お腹が張っている
・嘔吐
・体や耳が熱い
・無尿、痙攣、昏睡


などの症状が見られた場合、速やかに動物病院で処置を受ける必要があります。


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夏季になんとなく体調が思わしくない、という場合、簡単に「夏バテ」と考えてしまいがちですが、日常生活できちんと注意してあげていれば、夏バテはあまり見られません。
重大な病気の兆候がたまたま夏に出ただけ、という場合、「夏バテ」と軽く考えていて手遅れになってしまうという可能性もあります。気になる変化がある場合、必ず動物病院に相談して下さい。


関連記事:猫・夏の健康管理
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2006年06月29日

犬・知っておきたい病気--泌尿器

かわいい<急性腎不全>

定義:数時間〜数日間で腎機能が急速に障害され、体液の恒常性を維持しえなくなる状態

症状食欲が無くなる、排尿しない、呼吸困難。嘔吐、下痢、だるそうな様子

治療:輸液、利尿、腹膜透析、血液透析など

原因:熱中症、薬物や金属などによる中毒、尿路の閉塞、レプトスピラ感染、麻酔など

注意:治療が早いほど回復の可能性が高くなる。原因は多岐にわたるので、日常生活をよく確認する


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かわいい<慢性腎不全>

定義:数ヶ月から数年をかけて腎臓機能が低下し、体液の恒常性を維持しえなくなる状態。急性腎不全から移行する例もある

症状多飲多尿または尿量の減少、食欲の低下、だるそうな様子、体重減少、嘔吐、貧血、低体温など

治療:輸液、利尿、タンパク質・ナトリウムを制限した食餌療法、微粒活性炭(経口)など。

注意慢性腎不全は、回復困難な進行性の疾患である。治療は対症療法であり、腎不全の進行を遅らせ、残っている腎機能を維持することが最大の目的となる。したがって治療は長期に継続する。
多種多様なストレスが症状の悪化をもたらすので注意する


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かわいい<細菌性膀胱炎>

定義:尿路に細菌が侵入することによりさまざまな病態を生じる疾患

症状無症状〜頻尿、血尿、濁った尿、悪臭のする尿など

治療:原因となる疾患がある場合はそれを取り除く。抗菌剤の投与

注意抗菌剤の使用は、短期間にとどめることにより感染細菌が耐性をもつ危険性があるため注意する

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かわいい<尿石症>
定義:尿路内に形成される無機質の結晶により、頻尿・排尿障害などが引き起こされる
症状:無症状〜血尿、頻尿、排尿困難、無尿、尿の異常な臭い、腹部痛や腹部不快感

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<ストラバイト尿石症>

発生犬の尿石の中でもっとも多く、1歳以下の♂、すべての年齢の♀に見られる尿石のほとんどがストラバイト尿石である(ダルメシアンを除く)。
アルカリ尿で形成され、尿路の細菌感染が尿石形成の原因の一つと考えられる


治療:尿路感染症の治療、低リン・低マグネシウム・低たんぱく質、・高ナトリウムで、尿を酸性にする食餌を与える

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<シュウ酸カルシウム尿石症>

発生:犬の尿石の中で2番目に報告が多い。発生原因は不明で、尿のpHとは関係なく形成される

治療:形成された尿石は、外科的に除去する
効果的な尿石溶解の治療法はないが、高カルシウム血症がある場合にはそれに対応した治療を行なう

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<尿酸アンモニウム尿石症>

発生ダルメシアンには遺伝性の尿酸代謝異常が見られ、尿酸アンモニウム尿石症の発生が多い。また肝機能不全も原因のひとつである。中性〜酸性の尿で形成される

治療:尿をアルカリ性にするための食餌療法を行なうが、肝機能不全や腎不全がある場合には注意を要する

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<ケイ酸塩尿石症>

発生ジャーマンシェパードの高齢♂に認められる。中性〜酸性の尿で形成される

治療:ケイ酸塩は植物に多く含まれるため、肉食中心の食餌を与える

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<シスチン尿石症>

発生:シスチンの吸収低下をもたらす遺伝性疾患によるシスチン尿症により尿石が形成される。酸性尿で形成される。ダックスフント、イングリッシュブルドッグ、チワワ、ヨーキーの♂に比較的よく認められる

治療:低たんぱく質、低ナトリウムで、尿をアルカリ性にする食餌を与える


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<エストロゲン反応性尿失禁>

定義:休息・睡眠中に尿失禁を起すが、膀胱・尿道・尿組成に異常がなく、低容量のエストロゲン投与により症状が緩和される疾患

発生:不妊手術を施された雌犬に多い。小型犬よりも20kg以上の大型犬で発症リスクが高く、ボクサーでは高率に見られる

注意:他の疾患の可能性を充分に検査し、なおかつエストロゲン治療に対して反応がある場合にのみこの疾患であると診断される。

現在のところ、不妊手術そのものとこの尿失禁発症の間には、直接の関連はないとされている


※♂にもホルモン反応性尿失禁が存在します


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2006年05月24日

犬・知っておきたい病気--生殖器系(雄)

かわいい<前立腺肥大>

定義:良性の前立腺過形成のことを指し、これは雄性ホルモンと雌性ホルモンの比率の変化によって引き起こされる老齢性の変化である

発生年齢:6〜7歳以降の犬に多く発症する

発生素因去勢手術を行っていない犬に多い

症状:大きく肥大するまで症状は出にくい。前立腺が腸や尿道を圧迫することによる便秘・排便困難、尿閉塞・排尿困難、血尿・尿失禁など。会陰ヘルニアを併発する場合もある

治療去勢手術がもっとも有効な治療である。去勢だけで肥大程度を7割ほど減少させられるとする報告がある。内科療法としては抗雄性ホルモン剤の投与を行う。
症状が現れるのは前立腺肥大が進行してからのため、肥大に気づかない場合も多い。前立腺の変化を観察するためにその大きさを継時的に記録しておくことは診断に有利である


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かわいい<前立腺炎>

定義:病原体となる細菌や真菌などの感染により、前立腺が急性または慢性の炎症を起した状態。前立腺内部に膿が溜まりができる前立腺膿瘍を起すこともある

症状
急性では食欲不振や発熱、嘔吐、元気消失など全身状態が悪化。腹部の痛みによりぎこちなく歩く
慢性では全身状態の変化はないことが多いが、ときに繰り返して起こる難治性の尿道炎や膀胱炎が見られる
前立腺膿瘍の場合、元気消失、血尿、尿道からの膿、多飲多尿、黄疸など。膿の溜まりが巨大化すると排便困難や排尿障害を起すこともある

治療
急性には約一ヶ月弱の抗生物質の投与が効果的
慢性には抗生物質の投与を行うが、特定の種類の薬剤を選び、最低でも1ヶ月半の投薬が必要である。治療は比較的難しい。去勢手術を併用すると治療に効果を上げることがある
前立腺膿瘍では膿の吸引除去か、外科的に前立腺を摘出し、合わせて抗生物質を投与する。ただし前立腺摘出術は難しい手術である。去勢手術を合わせて行う


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かわいい<前立腺腫瘍>

定義:前立腺の腫瘍であり、非常に悪性度の高い腫瘍が多く、速やかにほかの臓器に転移や侵入をおこす

発生年齢:9〜10歳の犬に多い。大型犬に多い傾向があるとも言う

発生素因:老齢の雄犬に発生するが去勢された犬にも未去勢の犬にも見られる

症状排尿痛、排尿障害、排便障害など。後脚の痛みや歩行の異常。転移により全身状態が悪化し、食欲不振や呼吸困難、痩せるなどの症状をみせる

治療:前立腺の外科的切除を行うが、予後は悪い。去勢手術はあまり有効な治療法ではない


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かわいい<睾丸の腫瘍>

<セルトリ細胞腫>

注意:セルトリ細胞腫自体は良性であることが多いが、腫瘍細胞からのエストロゲン(雌性ホルモン)産生により身体にさまざまな悪影響を及ぼす。(過剰なエストロゲンにより悪性の貧血や血小板減少症、骨髄低形成、皮膚障害などが引き起こされる)
また悪性の動向を示すこともある。

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<セミノーマ(精上皮腫)>

組織的に悪性/良性の判断が非常に難しく、転移も珍しくない腫瘍である。

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これら睾丸の腫瘍は陰睾(停留睾丸/睾丸が腹腔内にある状態)にきわめて高率に発生する。陰睾におけるセルトリ細胞腫の発生率は約50%、セミノーマの発生率は約30%とされる。
生後4〜6ヶ月を過ぎているにも関わらずどちらかの陰嚢内に睾丸が見られない場合、摘出手術を検討することが推奨される。
また陰睾は遺伝性がある。陰睾の動物は繁殖に供すべきではない。



関連記事:雄犬の繁殖生理雌犬の繁殖生理犬・知っておきたい病気--生殖器系(雌)


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2006年05月23日

犬・知っておきたい病気--生殖器系(雌)

かわいい<子宮蓄膿症>

定義:子宮に膿汁が溜まっている疾病

発生年齢:10ヶ月〜20歳齢、平均7歳。4歳以下の発症は少ない

発生素因:出産の経験のない雌犬、あるいは長期間出産していない雌犬

症状食欲低下、水をよく飲む、嘔吐、脱水、お腹が張っている、体温が高い、陰部からの粘液

※これらの症状は必発ではなく、緩やかに進行する症例もある

治療卵巣子宮前摘出術が第一選択治療。高齢の犬、全身状態の悪化している犬には手術前の管理が重要。投薬による治療は治療効果は高くない場合が多く、再発の可能性も高い


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かわいい<乳腺腫瘍>

定義:乳腺に発生する腫瘍

発生年齢:老齢に多く、平均10〜11歳

発生素因:性ホルモン依存性の腫瘍であり、早期に避妊手術をした犬では発生率が低く、発情を重ねた犬で発生率が高くなる。初回発情前に避妊の場合の発生率は約0.5%、初回発情後の避妊では約8%、二回目以降の発情で避妊の場合は約26%

症状:乳腺にそって発生する腫瘤。大きさ・数・性状は個体により異なる。初期には全身状態には変化ない。悪性度はおよそ50%。悪性である場合には近隣リンパ節や肺への転移の可能性も出てくるため、早期に発見・診断を行うことが重要である

治療:悪性度の診断が困難な腫瘍である。悪性と診断された場合は外科的摘出術を検討する。悪性の診断を受けなかった場合でも、定期的な経過観察を行う


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関連記事:雌犬の繁殖生理雌犬の不妊手術にまつわる諸々雄犬の繁殖生理犬・知っておきたい病気--生殖器系(雄)
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2006年05月21日

雌犬の繁殖生理

犬は

単発情(一繁殖期に一度だけ発情する)
自然排卵(交尾の有無に関わらず排卵が起こる)

の繁殖形式をとる動物ですが、発情は季節に影響されません(ただし、バセンジーという品種の犬は一年に一度だけ、秋に発情します)。


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犬の発情は「発情前期」「発情期」「発情休止期(発情後期)」「無発情期(非繁殖期)」の4期に分けられます。それぞれの期間の特徴は以下のようになります。

「発情前期」発情出血が見られる期間。外陰部が腫れて充血する。出血量や変化には個体差があり、出血しない個体もいる。発情前期の期間は3〜27日と個体差が大きく、平均8日。この時期は雄が寄ってきても許容しない

「発情期」雄犬を許容する期間で、5〜20日。平均10日。出血が続いているが、色が薄くなり、水っぽい液体に変わってくる(発情期の後半に粘りのある褐色の出血が見られるものがある)。発情期の開始後48〜60時間で排卵が起こる。出血は発情期の終了まで続く。

「発情休止期(発情後期)」雄の許容・発情出血が止む期間。約2ヶ月間。排卵後40日ごろから乳腺が発達し、60日ごろにはわずかな乳汁分泌が見られることがある(生理的偽妊娠)。

「無発情期(非繁殖期)」次の繁殖期までの4〜8ヶ月。


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犬の性成熟の時期には個体差があり、生後6ヶ月で発情期を迎える犬もいれば、一歳半ばまで発情期が見られない個体もいます。
性成熟を迎えたあとは、6〜10ヶ月の周期で発情周期が繰り返されますが、発情周期も犬によって異なります。この周期は小型犬では短く、大型犬では長い傾向があります。
また、周期の平均はビーグルでは7ヶ月、ミニチュアダックスでは7ヶ月、シェトランドシープドッグでは6.8ヶ月と、犬種によっての傾向も存在します。

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犬は高齢になると発情の間隔が不規則になり、発情周期は長くなります。また受胎率に大きな変化はないものの、生まれる子供の数はしだいに減ってきます。
通常、人間で言う「更年期」にあたるものはなく、健康で生殖器の機能異常がなければ生涯にわたって発情を繰り返します

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犬の発情出血は人の生理とは違います。人の場合は、肥大した子宮内膜がはがれて落ちることによって生理の出血が起きますが、犬の場合は、妊娠準備のための雌性ホルモンの作用によって子宮内膜が充血し、血液が染み出すことによって出血が起こります。そのため、人とは違って、犬では出血期間と妊娠可能期間がかさなります

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発情を繰り返し経験することで乳腺腫瘍子宮蓄膿症などの病気にかかる可能性が高くなります。

かわいい「乳腺腫瘍」雌犬に見られる腫瘍の約半数を占め、悪性である確率は50%。発生頻度は発情を繰り返すことでだんだん高くなる

かわいい「子宮蓄膿症」子宮に膿がたまる病気で、老齢の犬に多い病気。体の内部で症状が進行するので飼い主が気づくのが遅れたり、老齢の犬で体力が低下していたりして処置が遅れると命に関わることもある危険な疾病

また、子宮に発生する腫瘍はおよそ8〜9割が良性ですが、悪性の場合は発見が遅れがちなこと、多くが浸潤性であることから、診断ができたときには全身各所に転移してしまっていることも多くあります。

これらの病気の発生を防ぐには避妊手術が一番効果的です。


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愛犬をストレスや危険な病気から守り、望まない繁殖などを避けるため、避妊・去勢手術を受けさせましょう



関連記事:雄犬の繁殖生理犬・知っておきたい病気--生殖器系(雌)、、雌犬の不妊手術にまつわる諸々
posted by みの at 17:36 | Comment(2) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

雄犬の繁殖生理

雄犬にははっきりした発情期というものはなく、性成熟を迎えた雄犬が、発情した雌犬の性フェロモンに反応することで繁殖への欲求が生じます。
性成熟を迎える時期は犬によって様々です。

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雄犬は通常飼い主によって行動を制限されていて、自由に繁殖活動をすることはできません。交尾の欲求があるのに交尾できない雄犬には強いストレスがかかると言われます。しかも、犬は季節性繁殖ではなく雌犬によって繁殖期がずれていますので、身近に発情期の雌犬がいれば、雄犬は一年中強いストレスにさらされてしまいます。
繁殖の衝動のために雄犬が脱走したりすると、人や犬に対する咬傷事故や望まない繁殖といった問題を引き起こすことがあります。また、脱走し放浪している犬が保健所などに捕獲され、そのまま処分されてしまう危険性も高くなります

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雄犬で注意すべき病気は「前立腺肥大」、「肛門周囲腺腫」、「前立腺腫瘍」などです。

かわいい「前立腺肥大」
前立腺肥大は、それ自体は加齢性変化である良性の前立腺過形成で、症状がみられない場合には治療しないのが一般的であるが、肥大による排便障害や排尿障害が見られたり、ホルモン依存性の会陰ヘルニアなどを現す場合には治療が必要になる。

かわいい「肛門周囲腺腫」
雄性ホルモン依存性の腫瘍で、去勢していない雄犬に際立って発生が多い。良性が多いが、いくつも発生したり、非常に大きくなったりして排便障害を起したり、出血や潰瘍化、肛門炎を引き起こしたりすることも多い。

かわいい「前立腺腫瘍」
前立腺の腫瘍は、発生数自体はそれほど多くはないが、悪性の報告が非常に多い。

これらの病気のもっとも効果的な予防法は去勢手術です。また、去勢手術を行うことにより、繁殖衝動にまつわるストレスを生涯にわたって取り除いてあげることができます。

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愛犬をストレスや危険な病気から守り、予期せぬ繁殖などを避けるため、避妊・去勢手術を受けさせましょう



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posted by みの at 17:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 犬の健康管理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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